- ブログ
新人研修、アップデート中!教える立場で気づいた、変わったところ、変わらないところ。
2025.10.24 Fri

お久しぶりにブログを書く、ホエールテック2年目のエンジニア みかん です!
前回のブログでは入社してまだ1ヶ月半の新人であり、かつ新人研修で教えてもらっていた側だった みかん は、少しずつエンジニアとしての実務をこなしていき、実は最近の数ヶ月は新人研修で教える側に成長していました…!
したがって、みかん は、教えられる側と教える側を経験した今、新人研修について双方の観点でお話することができる!と思い至ったのです…!
そして昨年と今年では実施している研修内容が違いますが、変わらない部分もあります。
そこで、今回のブログでは、今年と昨年の新人研修のざっくりとした紹介を始め、昨年と今年の傾向の違いや変わらないことなどをお話ししていこうと思います。
昨年の研修内容を紹介
先に、昨年 みかん が2月〜3月初旬あたりで体験した研修内容を紹介します。
① フローチャート
課題が全部で10問あり、課題ごとにフローチャートを書き、フローチャートが完成した後はフローチャートを基にPHPで実際にコーディングをし、実行して見てみるという内容でした。
詳細な内容や学びを得たこと等に関しては前回のブログに記載済みのため、そちらを拝見してください。
② Laravelの基礎学習
先にLaravelについて簡単に説明をします。
LaravelはPHPで書かれたWebアプリケーションフレームワークの一つで、世界的に人気の高いフレームワークです。フレームワークは骨組みや枠組みを意味します。まとめると「Webアプリケーションを効率よく作るための開発キット」、それがLaravelになります。
要するに、Webアプリケーションを0から作るのではなく、開発キットを用いて開発をするということです。
この学習では、事前に学習用のサンプルコードが準備されており、それを元に課題を一つずつクリアにしていくことで、最終的に、フレームワークの基本的な処理の流れを理解し、作り方の基礎を習得しました。
③ 正規表現
正規表現の学習は、渡されたプリント内に練習問題①と②があり、どちらもまずは調べながら紙に検索文字列を作成して、当時はCotEditorを使用して考えて割り出した検索文字列が合っているかを確かめるという内容でした。これで基本的な正規表現の使い方を習得しました。
④ JavaScriptでCanvas描画
JavaScriptのCanvas描画を使って、ファイル選択で選択した画像ファイルを表示させ、座標指定をして画像をトリミングをし、トリミング後の画像をダウンロードするという内容のプログラムを作成しました。当時の みかん は、JavaScriptは昔に少し学んだことがある程度だったため、最初は調べながら基本学習をしつつ、このプログラムの作成に取り組みました。これで基本的なJavaScriptの使い方を習得しました。
今年の研修内容を紹介
次に今年から実施している“アップデートした”研修内容を紹介します。
① プログラミングの基礎学習
プログラム言語の基礎(演算子や制御文など)質問が記載してあるプリント数枚が渡されます。Web検索や生成AIを使用してもOKで、自己学習を基本とし、回答が定まり次第、研修担当者へレビューするという流れになります。全ての課題をクリアしたらゴールです!
この研修の目的は、ズバリ…次の研修に入る前の準備です!
要はこの①をちゃんと理解しないことには、次の研修内容には太刀打ちできないのです。
ただ、既に何らかのプログラミング言語を経験済みであったり、独学をしている人は容易にクリアできる内容ではあります。
ですが、みかん がこの学習を最初に少しだけした際の実体験をお話しすると、みかん は経験者で理解している方だと心の片隅で思っていましたが、意外と誤認識しているところがあり、反省させられました…
よって、プログラミング言語を習得したての経験が浅い人だけでなく、経験がそれなりにある人でも、誤った理解をしていたかも?などの再認識が可能な内容です。
② Laravelの基礎学習
今年のLaravelの基礎学習の最終目的は昨年と同様ですが、違うところがあります。
それは観察対象のソースコードが単なる学習向けのサンプルコードではなく、実際の業務で扱うコード構成に近いサンプルコードであるという点です。言い換えると、業務寄りのサンプルコードということです。
昨年の研修を経験している みかん なりに感じた利点は、「研修で体験した内容と実際の業務で経験する内容が乖離していない」ことです。
昨年、みかん が研修後に実際の業務でLaravelを使用した開発に入りましたが、すぐに混乱しました。
理由は、研修時にLaravelの基本的な処理の流れにおいて登場する役割はルート、モデル、ビュー、コントローラーであると学習したのですが、実際に業務に入ると、ここにサービス、リポジトリ、フォームリクエスト、リソースなどのクラス群(ホエールテックが中規模開発向けに採用しているアーキテクチャに沿ったクラス群)が新たに登場することとなったためです
よって、最初から業務寄りのサンプルコードを観察できることで、こういう混乱は避けられ、研修後の業務にも移行しやすくなったということです。
今ここまで読んだ方は「役割?」や「ルート?コントローラー?」等、思っていることでしょう。
実はそれを理解するのが、この学習なのです。
まず、課題は大きく三つあります。
① CRUDごとに実際の画面とソースコードを観察し、役割ごとの処理の流れの始まりから終わりまでを図にまとめて説明をする
② ①の体験を生かしつつ、各役割について調べた上で最終Laravelの基本的な処理の流れを設計パターン図を基に説明をする
③ ②までクリアしたら答えられるはずの質問を回答する
昨年のLaravelの基礎学習でもCRUDについて同時に学習しました。今年も同様です。
まずCRUDというのはシステムに必要な4つの基本機能であるCreate(作成)、Read(参照)、Update(更新)、Delete(削除)の頭文字を並べた用語になります。具体的に画面ベースで例えると、新規作成(Create)、一覧(Read)、編集(Update)、削除(Delete)という機能を指しているということです。
課題①では、このCRUDごとにLaravel内で登場する役割(ルートやコントローラーなど)ベースで始まりから終わりまでの流れを図にまとめて担当者に説明するという内容です。CRUDごとなので、最低でも計4回は同じことをしますが、担当者からOKが貰えるまでは次には進めません。
また、主にLaravelについてWeb検索も生成AIで調べるのもNGというルールを設けています。理由は、観察だけでクリアすることが出来る課題になっているからです。
課題②では、Laravelの基本的な処理の流れを設計パターン図を基に説明をするので、Laravelについてや役割についてWeb検索でもなんでも調べていい課題になります。課題①で既にLaravelの基本的な処理の流れを体験済みの状態であるため、更に深掘りすることで理解が深まり、説明が出来るようになる…はず!という内容です。この課題も担当者からOKが貰えるまでは次に進めません。
課題③では、担当者が計10問程度の質問をして、その場で回答するという内容です。課題①と②をクリアした人であれば、答えられる内容なので、理解しているかどうかの最終チェックするための課題です。
ここまで終われば無事、研修終了です!
以降は、実際の業務に移行します。実践で少しずつ覚えていくという流れです。
昨年と今年の新人研修の傾向の違い
内容の違いに関しては、昨年と今年のを比較するだけでわかると思います。
なので、ここでは傾向の違いについて書きます。
端的に書くと「研修内容がより業務寄りになった」ということです。
研修内容のバリエーションとしては昨年の方が沢山あり、より広い範囲の知識を得られる一方で、実際の業務に入った際に、もうひとつ大きな山を乗り越える必要があったように思います。
今年は、最初から業務寄りのサンプルコードに触れるというハードルの高さはあるものの、研修クリア後には、業務移行しやすい研修になっていると感じます。実際に、研修クリアした方を見ていると、小規模とはいえ、業務の一端を進めることができています。
昨年も今年も変わらないと感じたところ
ここからは みかん が気付いた話になります。昨年も今年も変わらないと感じたところについてです。
それは「自分で考えて答えを出すこと」です。
昨年も今年も「自分で考えて答えを出す」が基本となっている課題だらけです。調べれば解決する所はあれど、最終的な答えに辿り着くには考えて答えを出す以外ありません。
実際の仕事でも同じです。自分で考え、行動し、結論を出していくものです。なので、ホエールテックが大事にしている「自分で考えて答えを出す」ことに価値を見いだせてもらえれば、例え時間が掛かったとしても必ず研修をクリアできますし、研修が終わった際に、自身の成長を実感できるのではないかと思います。
最後に
生成AIの普及に伴って、AI頼りではない、「自分で考えて答えを出す」スキルは、今後より重要になっていくと思います。その「自分で考える」ための基礎を研修を通して習得してほしいと みかん は思います。そして、その「自分で考える」スキルは、今後どのような開発に携わったとしても、必ず生きてくるものだと みかん は思っています。
今回のご紹介では「研修では実際に何をしているのか?」という問いをお持ちの方に対して、少しでもイメージを持っていただける内容になっていれば幸いです。
以上、みかん でございました。