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IT未経験の転職について、1年後からの振り返り
2024.02.07 Wed

今は昔、つなまよといふ者ありけり。
世にまじりて職を転々とせるのち、IT業界にいたる。
背景
ちょうど、転職から1年が経とうという節目なので、これまでを振り返り、まとめてみようと思います。特に転職前については、当時自分も悩んだので、誰かの参考になれば幸いです。
本題の前に、ざっくりと私の転職前の状況について話します。
HTML / CSS は少し触ったことがある
以前、パソコンはゲームをするもの程度にしか考えていなかったのですが、現在の教育課程でHTML / CSSぐらいは普通に教えられていることを知り、将来起こる自分の下の世代との知識の断絶に慄きました。
想像してみて、小学校算数ができないくらいの知識格差を感じ、めっちゃ怖かったのを覚えています。
そこで最低限としてホームページ的なHTMLを書けるようになろうと思い、学んでいました。
unityでゲームを作ろうとしたことがある
オンラインの動画学習サービスでチェスを作りました。
ただ、作ったというよりはコピペしてきただけで、自分に身についた技術はほとんどなかったです。
「動画を見て学ぶ」ことそのもののハードルの高さを知りました。
unityに限らず、ツールの勉強は、ツールのバージョンが変わればレイアウトや名前が変わってしまうので、ただドキュメントをなぞって、その通り動かすのではなく「ツールを使って達成したい目標」を決めて、それを「自分で調べながら」実装していくことに本質があると思います。
前職で文章のタイピングにはなれており、速かった
文章を編集する上での最低限のショートカットコマンドや、タイピングそのものの速さ/正確さは転職前に学べていてよかったな、と思います。
転職後はタイピングの速さを伸ばすような練習をする機会はあまりなかったので、未経験で転職するなら必要なスキルだったと思います。
文系(法学部中退)
社会人になってから、この業種に携わって初めて、もっと数学をやっておけばよかったと思いました。
IT業界の中でも数学の重さにはバラつきがあるとは思いますが、何をやるにしても、高校数学は多少勉強しといて損はないんじゃないかなと思います。
IT業界に未経験から転職するということ
私の場合ですが
IT業界の仕事をしたい!というよりは、将来的に働き続けることを考えてIT業界なら食い扶持に困らず、エンジニアならある程度自分にも向いてるんじゃないか?
という程度の消極的理由で転職を決意しました。
実際、多くの未経験転職は突き詰めればこのぐらいの志望動機なんじゃないかと思います。
そりゃあできることなら仕事なんかせずに生きていきたいものです。
そんな私の、文字通り右も左もわからないIT業界への転職にあたって、いくつかの大きな大きな断崖絶壁がありました。
勉強すべき言語がわからない
これは本当に高い壁でした。しかし、転職してみてわかったのは「この壁は超える必要もない」ということです。
消極的理由での転職活動において重要なのは何より、求人があるかどうか、です。
何か言語を決めて勉強したところで、その言語を扱う求人がなければ意味がないんじゃないか、と思っていました。
なので求人を眺めてみて、pythonかなー、PHPかなー、なんて考えるわけですが、転職活動そのものだって恐ろしく忙しいわけです。
普通に勉強する暇もないですし、モチベーションもありません。やり方もわかりません。
そんな状態で転職してみた後から考える、この問題への回答としては
転職活動前にこの問題にたどり着いたなら
自分が実現したい機能を考え、それを実現できそうな言語で作ってみる。
転職活動後にこの問題にたどり着いたなら
特定の言語というよりは、構造と問題の調べ方について知っておくことが大切なので、何か言語を勉強しようという考え方をやめる。
もしくは最初にいいなと思った会社がやっている言語を触ってみる。
この問題への対策としてはこんなところだと思います。
未経験OKで就職後、開発部分に関われる求人なんてほとんど見つからない
そう、ないんです。
結局、転職に必要なのは根気と手数と勘と運です。人生と一緒です。
しかしそんな中、未経験OKで開発ができる(かもしれない)。そう、弊社ならね。
家にまともなスペックのPCがない
これも由々しき問題です。PCそのものがない方だっているでしょう。
でも最低限、ブラウザが快適に動くレベルのPCは手に入れるべきだと思います。
ブラウザが動けば言語の動作環境を提供してくれているサービスもありますし、GASなどで機能を開発するということを学ぶこともできます。
未経験からの転職であれば、転職後の給与も高くはないでしょうし、PCを買う余裕が生まれるのは当分先になるかもしれません。
さらに、転職後に学ぼうと思うと、結局自宅で動作するPCがないと大変でしょう。
ですので、PCは転職前に可能な限り手に入れておいた方が良いと思います。
自分のやりたいことってなんだっけ?
「IT業界」といってもその中身は様々です。
様々すぎて、この言葉だけでは向かうべきところが全く定まりません。
本当に東西南北くらいのざっくりとでいいので、向かいたい方向を絞り込むと、自分がやるべきことを考えるのが楽になるかもしれません。
面接官「キャッチアップをどうやってしますか?」
転職活動中、最もつまづいたワードです。
そもそもキャッチアップという言葉の意味すら知りませんでした。ですが未経験の転職では必ずといっていいほど聞かれるワードなのではないでしょうか?(なぜか、弊社の面接では聞かれることもなく、入社後もこのワードを聞いたことがありません・・・)
キャッチアップとは遅れている分の技術・知識の巻き返しや穴埋めを指す言葉です。
言葉の意味がわかった上で、この質問にどう答えれば良いのでしょう?
答えはいまだによくわかりません。
これは悪意を持って意訳すれば「業務の枠外でどれだけ仕事に時間を遣えますか?」と同義だと思います。転職者のキャリアや応募先の企業によって建設的な回答をするか、意欲的な回答をするか、これまでの実績に照らした回答をするか、など求められている回答は異なるでしょうが、転職活動において意識しておくべき質問だったと、振り返って思います。
まとめ
振り返ってみて思うのは、勉強の仕方とか内容とか量ではなくて
どういった論理でその勉強が必要だと考え、どのようにしてそれを実行し、その結果どうなったのか。
そういう考え方が身についている、身につけていくことが、IT未経験の転職について必要だったのかな、と思っています。
以上、竹取の翁でした。